Toaru塾講師 〜行政書士試験 独学合格応援〜

行政書士試験の勉強方法を配信していきます。

合格道場 練習問題 参照 民法21 債務不履行

合格道場 練習問題 参照 民法21 債務不履行

 

*こちらは「Toaru塾」で実施されている一問一答の解説部分です。興味があるひとはTwitterからDM下さい。

 

➡ https://twitter.com/toaru_jukukoshi 

 

*問題

Aは、Bに対して金銭債権を有している。次の記述が、民法の規定によれば、正しいか誤りかをお答えください。
 
A及びBが、Bの債務不履行について損害賠償の予定をしていた場合には、Aは、実際の損害額が予定額より大きいことを証明した場合、当該予定額を超えて請求することができる。

 

引用 ➡ https://www.pro.goukakudojyo.com/

 

*解説

 

1.問題は何を聞いてるの?

 

まず、この問題が何を聞いているのか

問題文を噛み砕いていきます。

 

・AはBに対して金銭債権をもっています

(=AはBに「お金返せ!」って言えます。)

 

・Bが債務不履行

(➡Bがちゃんとお金を返してくれない➡Aは損害賠償請求できます)

 

・「損害賠償の予定」をしていた 

 (ここは後ほど説明します)

 

・Aが「いや予定よりもっと損害発生してるからもっと払って!」って言えるの?

 

 

こういうことを今回は聞かれています。

 

読み取れましたか?

 

読み取れた方はその調子です!

厳しかったひとはしっかり復習しておいてくださいね。 

 

2.損害賠償の予定

 

(1)制度の意味

 

では、まず「損害賠償の予定」を説明します。

 

これは簡単に言うと、

 

ちゃんとお金返せなかった時は〇〇円払うことね!

って二人の間で決めておくことです。

 

 

その方が、損害賠償請求しやすくなるんですよね。

 

実際、損害賠償請求するときって

 

「損害が発生したこと」とか「損害額」とか

そういうのを証明しないといけなくて

 

結構めんどくさいんですよ。

 

だから、もう潔く、

 

債務不履行なったら〇〇円払う!って

決めておくことも多いんよね。

 

これを「損害賠償の予定」って言います。

 

条文はこれ。

 

‐‐‐‐‐

 

420条
当事者は、債務の不履行について損害賠償の額を予定することができる。

 

‐‐‐‐‐

 

こういう制度があるってここで理解して下さいね。

 

(2)増額ってできるん?

 

それで、今回の問題に関わってくるんだけど、

 

じゃあ実際に予定額が「100万円」でした。

けど、実際に発生した損害額は「150万円」でした。

 

こういうときって、

 

・この「150万円」の損害を証明すれば150万円請求しても良いのか

 

・あらかじめ「100万円」って決めたなら「100万円」だけなのか

 

この2択について

この問題は聞いています。

 

この結論は「後者」です。

当初予定していた額しか請求できません。

 

(3)理由

 

理由は、当初予定額を合意したのなら、その合意に拘束されるべきだからです。

 

当事者としては、「損害が発生したことや金額」を証明しなくて良いメリットをみて、「損害賠償の予定」に合意したのなら、その反面、予定額より多額の損害が発生してしまうデメリットも享受すべきだと考えられるからです。

 

 

ハイリスク・ハイリターンって感じですね。

 

 

もちろん、損害額があまりに高額だったり、その予定の合意自体を無理やりさせられたなどの場合は話は変わってくるけど、まぁ、普通はもう増額請求はできませんね。

 

 

(4)契約のコツ

 

 

そもそも、ここは試験と全然関係ないけど、

契約をするときにコツがあります。

 

つまり、単に損害賠償の予定を決めておくのではなくて、

条件付きで契約を締結しておくことです。

 

 

乙は、本契約に違反したときは、甲に対して、違約金として10万円を支払う。ただし、甲に前記金額を超える損害が発生した場合、甲は、乙に対し、その超過額を請求することができる。

このように、但書をつけて契約を締結しておけば、

増額請求が認められやすくなりますね。

 

もちろん、ここは試験とは関係ないので、

試験では「増額請求は原則できない」ということで解答しましょうね。

 

( 参考➡https://avance-media.com/kigyo/51529635/3/ )

 

*答え

 

妥当でない

 

 

 

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