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令和元年問32 選択肢ア 民法27 担保物権 抵当権

令和元年問32 選択肢ア 民法27 担保物権 抵当権

 

*こちらは「Toaru塾」で実施されている一問一答の解説部分です。興味があるひとはTwitterからDM下さい。

 

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*問題

 

 建物が転貸された場合における賃貸人(建物の所有者)、賃借人(転貸人)および転借人の法律関係に関する次のア~オの記述のうち、民法の規定および判例に照らし、妥当なものの組合せはどれか。

 

ア.賃貸人の承諾がある転貸において、賃貸人が当該建物を転借人に譲渡し、賃貸人の地位と転借人の地位とが同一人に帰属したときであっても、賃借人と転借人間に転貸借関係を消滅させる特別の合意がなき限り、転貸借関係は当然には消滅しない。

 

*解説

 

1.知識で解く

 

まず、「混同」については、

民法520条が規定しています。

 

‐‐‐‐‐

 

第520条
 債権及び債務が同一人に帰属したときは、その債権は、消滅する。ただし、その債権が第三者の権利の目的であるときは、この限りでない。

 

‐‐‐‐‐

 

そして、この例外に判例があります。

 

最判昭和35年6月23日 ----

 

家屋の転借人が当該家屋の所有者たる賃貸人の地位を承継しても、賃貸借関係及び転貸借関係は当事者間に合意のない限り消滅しない

 

ーーーー

 

この判例に照らして、

この選択肢は妥当であると判断しましょう。

 

あっさりした説明になってしまいましたが、

これを「知識問題」に位置付けられます。

 

「判例を知っていれば答えられる」問題です。

 

これを機に、知識を補充しましょう。

 

2.補足

 

ただ!

 

「混同」ってなんやねん!

 

となった受験生もいると思いますので

説明します。

 

「混同」とは、

債権と債務が同一人に帰属することです。

 

例えば、

 

「お金を請求する権利」と

「お金を請求される義務」が同じ人の元に帰属することです。

 

こうなると、

自分が自分に「お金払え!」となることもないですよね。

 

そうした場合、「債権は消滅」します。

 

 

ただ、これには例外が2つあります。

 

①債権が第三者の権利の目的である場合 

➡債権を存続させることに法律上意味があるので債権は消滅しません

 

②不動産賃貸借関係(先ほどの判例)

 

 

結局、頭に入れておくべきなのは、

 

 

「混同」という制度があるとはいえ、

債権を残しておくことに意味があるなら、

債権は消滅しないんですね。

 

 

 

いやぁ、

かなり分かりにくい制度です。

 

 

難しいと思った受験生は

今回の問題を徹底的に復習しましょう。

 

分からなかったら気軽にDMで聞いてね。

 

応援しています。

 

*答え

 

妥当である

 

 

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