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民法記述 平成23年(2011年)問45

 

 

 

 

民法問題平成23年-問45

 

Aの抵当権(登記済み) が存する甲土地をその所有者Bから買い受け、 甲土地の所有権移転登記を済ませたCは、 同抵当権を消滅させたいと思っている。 抵当権が消滅する場合としては、 被担保債権または抵当権の消滅時効のほかに、Cが、 Bの債権者である抵当権者Aに対し被担保債権額の全部をBのため に弁済することが考えられるが、そのほかに、 抵当権が消滅する場合を二つ、40字程度で記述しなさい。

 

(1)この問題の核心部分は【抵当権の消滅事由は何か?】 を問われています。


(2)問われている点も【抵当権の消滅事由は何か?】です。

 

(3)解答するために必要な知識。


 抵当権は次の①~④、いずれかの事由で消滅します。

 

 ①付従性により消滅する(抵当権の付従性、 被担保債権の全部につき弁済があった場合は、抵当権は消滅する。 )


 ②時効により消滅する (民法167条2項 抵当権の消滅時効)→改正民法は20年(一応、補足しときます)


 ③代価弁済により消滅する(民法378条 代価弁済) →土地を手に入れた人(第3取得者)から、 抵当権者に対して行う。


 ④抵当権消滅請求により消滅する(民法379条 抵当権消滅請求) →土地を手に入れた人(第3取得者)から、 抵当権者に対して行う。

 

4つの事由の中で、今回の問題に最も当てはまる事由は一体何か?


順番は前後しますが、②から見ていきます。

 

②時効により消滅する。これは問題文の中に『 被担保債権または抵当権の消滅時効のほかに~』 と既に書かれてます。

 

これは言い換えれば『 受験生は抵当権の消滅時効の事由を解答したらダメですよ』と、 隠されたメッセージと思います。よって② の事由は回答の選択肢から消えます。

 

①付従性により消滅する。これも問題文の中に『Cが、 Bの債権者である抵当権者Aに対し被担保債権額の全部をBのため に弁済することが考えられるが、そのほかに』と書かれてます。


これは言い換えれば『 受験生は付従性により抵当権が消滅する事由を解答したらダメです よ』と、隠されたメッセージと思います。よって① の事由は回答の選択肢から消えます。

 

仮にもし、受験生が、その【出題者からの隠されたメッセージ】 を無視して解答するとどうなるか? あとの展開はご想像にお任せします。(ご察しつくはず)

 

残されたのは③の代価弁済、そして④の抵当権消滅請求です。 これを解答用紙のマス目にどう書くか?
単に代価弁済、抵当権消滅請求、と単語のみ書いてしまうと、 解答用紙の字数が相当余ってしまいます。 日本語を少し足した方がいいです。

 

代価弁済、これは、第3取得者が、【 抵当権者からの請求に応じて】代価を弁済したとき、 抵当権はその第三者のために消滅する制度です(第378条)
この知識を活用し、一つの解答として、『 抵当権者からの請求に応じ代価弁済した時』 という具合で解答の一部分が作れます。

 

次に抵当権消滅請求、これは、 抵当不動産の第3取得者から抵当権者に対して行う請求です。( 第379条)
この知識を活用し、一つの解答として、『 第3取得者から抵当権者に抵当権消滅請求した時』 という具合で解答の一部分が作れます。

 

これらの解答の一部分2つをつなぎ合わせると、以下の【解答例】 ができます。

 

『抵当権者からの請求に応じ代価弁済した時と、 第3取得者から抵当権者に抵当権消滅請求した時。(44字)』

 

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